瞳をとじて

 

  朝目覚めると、安心したように眠る、恋人の顔が目に入る。

暖かいな、薫は。 

 

 

起こさないようにベッドから出ると、カーテンを開ける。

もう太陽はかなりの高さに上がっていて、起きたばかりの

俺には、かなり眩しい。

 

   

この前薫を泣かしてしまったことを思い出す。

  目を閉じると、その時の薫の表情が浮かんでくる。

  俺はなんてことをしてしまったのか。後悔してもしきれない。

  思い出すたびに、胸が締め付けられそうになる。

  二度と、薫にあんな表情をさせるのは、いやだ。

 

  

最近、考えることは薫のことばかりだ。自分でも驚いてる。

 薫のことを考えるだけで、幸せになる。胸がいっぱいになる。

 薫に出会えて、好きになって、本当に良かった。

 

  

いつか彼は、俺以外を好きになってしまうかもしれない。

  そんなことを考えてしまうときもある。その時は、笑って

送り出してやろうと思う。

 

 

嘘だ。自分でも分かってる。どんなことがあっても彼を手放したくない。

たとえ、世界をすべて敵に回しても薫だけは、手放さない。

 

 

  少し前に流れ星を二人で見に行ったことを思い出す。

あの時は願い事をしたな。いつまでも一緒にいられますようにって。

その後、満天の星空の下、キスをしたっけ。その時の薫の顔はすごく可愛かった。

 

  薫、君がいてくれるから、俺は強くなれる。君のために強くなる。

 だからいつまでも俺のそばにいてくれ。

 

 

  いつまでも、薫の寝顔を見ていると、俺の気配に気づいたのか、

 薫が起きてしまった。もう少し見ていたかったのに、残念だ。

 

 

  「薫、おはよう。身体のほうは大丈夫?ごめんね、昨日は手加減できなくて。

 朝ごはん食べようか。それで今日は薫の好きなところに行こう」

 俺がそう言うと、薫は照れながら、

  「はい」

 と、返事をする。ホントに可愛い、俺の薫。

 

  

  どうかこの幸せが、ずっと続きますように――――

 

                           H16.6.17

 

 

 なんだか凄く恥かしい物を書いてしまいました。なんだ、これ。

「瞳をとじて」を聞いてたら思い浮かんでしまったのでつい書いてしまいました。

ファンの方・・すいません(土下座)

 だって貞治が薫に向けて歌ってるように聞こえたんです(笑)

夢見すぎなのは自分が一番分かってます。ホントすいません。

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